浅草花やしきハロウヰン妖夜祭

浅草に突如出現!人間は完全立入禁止の妖怪ハロウィンとは!?


萌子です。
レポート記事ではお初にお目に掛かります。

 
10月に入り街中はすっかりハロウィンの雰囲気ですね。
ハロウィンと言えばモンスターの仮装が主流ですが…
浅草ではひと味違います。

 
浅草花やしきハロウヰン妖夜祭」ではなんと普段は人間界で人間に変化し、人間に溶け込み生活をしている妖怪達が一年に一度のみ夜の花やしきで本来の姿のままお祭り騒ぎをするというものなのです!

ええ、勿論この私も普段は人間に化けて生きている齢3000年を超す九尾狐ですもので正体を露わに楽しんで参りました。

 
先ずは総合受付は花やしきの招福門。

浅草花やしきハロウヰン妖夜祭

こちらにて、人間変化を解除する為の場所へと案内されます。
ですが、ここは流石に妖怪とは言えど恥ずかしいので変化場所などは割愛させて頂きます。

 
まずどのような妖怪が参加可能なのか。
基本的には割とどのような妖怪でも参加可能ですが、3つほど禁忌があります。

  • 露出度が高いのはNG
    吸血鬼、助平な河童、大型獣などの妖怪がザワザワしてしまいますのでNG。
  • グロテスク過ぎるものはNG
    傷口からの血の匂いや腐臭に食欲を抑制しきれない妖怪達が暴走する可能性があるのでNG。
  • 2次創作はNG
    アニメや漫画などをモチーフにしたものは、折角人間界から解放された妖怪達がうんざりガッカリしてしまうのでNG。

 
これを守って一日楽しく妖怪ライフを送りましょう。

 
さて、私も本来の姿に戻りましたよ。

浅草花やしきハロウヰン妖夜祭

 
そうして練り歩くのは浅草六区ブロードウェイ。

浅草花やしきハロウヰン妖夜祭

ここでは様々な妖怪達に出会えます。
歩く度にすれ違うのは妖怪、妖怪、妖怪。
普段はこんなに妖怪が人間界に紛れ込んでいたのかと思うほどです。

 
そこで出会った妖怪さん達をご紹介します。

なんと化け猫と金魚の妖怪。
愛らしい化け猫は璃仙さん、麗しい金魚はふくさんと仰るそうで…

浅草花やしきハロウヰン妖夜祭

食物連鎖の関係でありながらも仲睦まじくお喋りしている姿は「和む」以外の言葉が見つかりませんでした。

 
お次は「百器衆(ひゃっきしゅう)」と言う付喪神の皆さん。

浅草花やしきハロウヰン妖夜祭

前列にドーンと陣取るのは御賽銭箱の付喪神で、寒い中でも元気いっぱい飛び跳ねて居ました。きっとまだ妖怪になりたてなのだろうなと感じさせる活きの良さでした。

 
狼系の神獣は「クルート君」
丁寧に丁寧にケアされているのであろう肉球がぷにぷにとしていて心地が良い!アンティークな指輪をツノに嵌めているのはなんだか理由がありそうで気になるところですね。

浅草花やしきハロウヰン妖夜祭

 
妖艶な魅力に目が離せなかったのが水妖のるるーさん。

浅草花やしきハロウヰン妖夜祭

全身の鱗の美しさもさる事ながらお召し物がかなり凝っており、人間界で生きている時は服飾関係のお方として生きていると聞き納得しました。

 
そしてブロードウェイ通りの端、ブンカホステルには妖怪関連のハンドメイド作品が並ぶマーケットとなっていました。手に取りやすい価格帯のシールなど雑貨から、ちょっとしたアクセサリー、和テイストの簪まで妖怪達もお財布の紐が緩んでいました。この昼間のマーケットは人間も立ち寄れます。

 
その中でも一際目を引いたのが、お面を作ってらっしゃる職人さん。まいけるからわたさんは張子という昔ながらの技法でお面を製作されており、狐、猫、鳥などの動物のお面は本物を見るとその繊細さに驚かされます。

浅草花やしきハロウヰン妖夜祭
浅草花やしきハロウヰン妖夜祭

またまいけるさんは普段も様々な展示会に参加されており、次は鎌倉の鶴岡八幡宮近くの鶴ケ岡会館1階 NECOL鎌倉にて「かみひとえ」という個展を11月9日から11月28日まで開催されます。良かったら是非チェックしてみて下さい。

 
まいけるさんツイッターアカウント:

 
その後は本来だったならば行なわれていたパレードや富籤などもあったのですが、雨天中止に。

 
そしてとうとう18時、花やしき一時閉園。
人間達は完全に居なくなります。シトシトと降る雨が古めかしい花やしきをより寂れたホラー感へと仕上げてくれます。

この時ばかりはまだ妖怪達も立ち入り禁止だった為、人っ子ひとり妖怪っ子ひとり居ないような花やしきの雰囲気を堪能していました。

 
主催側でもないのに?と思われるかもしれませんが、夜のハロウヰン妖夜祭もイベントが盛りだくさんなんです。

そのイベントのパフォーマーとして、普段から歌をやっている私がライブをさせて頂ける事になっておりました。控え室に向かう際に道を間違えてしまい、閉園後薄ぼんやりした灯りの中でお化け屋敷の前を通ったのは本当に怖かったです。お化け屋敷なら確実に何か実体に脅かされるのは覚悟できているのですが、異世界感や有り得ない何かが出てきそうな異様な空気に足早に立ち去ろうとしましたが。

 
そう、この日の私の衣装尻尾が重くて素早い移動が難しい上に、下駄のカランコロンが静かで暗い廊下に響くこと響くこと…
たったの十数メートルを歩いただけでドッと冷や汗が出ました。作られていない1人お化け屋敷を堪能した所で少し控え室で休憩後リハーサル。

リハーサル後、雨脚が強まって来た頃にいよいよ開幕!

 
お美しいマダムスパイダーのあやかしハロウヰン妖夜祭のテーマソング後、浅草界隈を拠点にあちこちで活躍されている妖怪衆東京あやかし団「た組」の皆さんが登場。

 
お菓子を寄越さにゃ、あやかすぞ!

 
のコール&レスポンスにて、灯る花やしき園内の灯りと稼働しだす乗り物達。集まった妖怪の妖力でキラキラと光りだすあの瞬間は恐怖とは違ったベクトルでトリハダものです。

浅草花やしきハロウヰン妖夜祭

 
更に妖怪達がある意味で日本一怖いジェットコースターで悲鳴を上げている姿は阿鼻叫喚、正に地獄絵図。そうそう見られる光景ではありません。

 
そうしている内に始まった私のライブ「九尾狐の百歌繚乱 百鬼夜逅」
様々な妖怪やモンスターをテーマに歌わせて頂いたのですが、1番盛り上がったのは「死神」をテーマにした某アニメの曲でした。妖怪の皆さんもああいった曲が好きなのですかね、「デス」ボイスなだけに。

そして私が歌っている間だけ雨が上がるという不思議な事も…

 
その後は紅桜組(弐)のお二人の殺陣を取り入れた迫真の演舞。
華奢な女性にも関わらず、ダイナミックな動きと時折見せる愛らしい表情が堪りません。動きを合わせる際もピタリピタリとハマっており、演目が変わる際には拍手喝采が送られておりました。

浅草花やしきハロウヰン妖夜祭

 
続いて大道芸研究会のガマの油売りなど見ていて飽きないパフォーマンスが続きました。

園内を散策していると昼間は稼働しているお化け屋敷スリラーカーも停止しており、動かなくなった顔のモチーフがなんともジワジワと恐怖を煽ってきます。

浅草花やしきハロウヰン妖夜祭

 
散策しているとあちこちに仲の良い妖怪同士が集まってキャッキャしているのですが、見た目が見た目なので写真のみで見ると結構怖くて、その場と帰宅後の写真のギャップに驚いたりして、更に怖く加工などして遊びました。

帰宅の途に着き、昼間は妖怪が練り歩いていた道からスカイツリーを撮影してみたら、スカイツリーの横に何やら発光体が!?
きっと疲れた妖怪が人の姿に戻るのが面倒で飛んで帰ったのかもしれませんね。

浅草花やしきハロウヰン妖夜祭

 
今回「浅草花やしきハロウヰン妖夜祭」を企画、運営なさっている【妖式会社妖怪百貨展】様は他にも様々な妖怪イベントを行なっております。

  • 「妖店通り商店街」では妖怪関連のグッズやハンドメイド作品の作家さんが谷中商店街に集まり夕方にはパレードがあります。
  • 「妖店トラベル<日光江戸村妖怪ツアー>」ではなんとお宿を貸し切っての1泊2日ツアー。夜は妖怪同士の宴会や、枕投げも出来るかも!?
  • 「あやかしキャバレー」では昭和感満載な東京キネマ倶楽部にて妖怪モチーフのアルコールを飲み、妖怪のボーイさんが接客し、妖怪達がステージで妖しくパフォーマンスを魅せてくれます。

 
和製ホラーと娯楽の融合、ここに極まれり。
他では確実に味わえない恐怖と不思議と懐かしさと笑顔。
それが出来るのは【妖式会社妖怪百貨展】さんだけではないかと私は思います。

 
是非ともサイトやTwitterを覗いてみてください。

妖式会社妖怪百貨展ホームページ:http://youmise-event.com 

 


お詫びと訂正【2017年10月21日追記】


記事内容に誤りがございました。 訂正箇所は以下のとおりです。
ここに訂正し、お詫び申し上げます。

  • 金魚の方のお名前「たま」さんでなく「ふく」さん
  • 妖店百貨「店」ではなく妖店百貨「展」
  • 妖店トラベルツアーの内容について